5 月 15, 2012 at 2:12 pm
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雨上がりの中目黒公園。
学習館前のバラが沢山の蕾をつけていましたが、
よく見てみると、かなりの数の蕾が茶色くなっています。

今年もこの季節がやってきました。
クロケシツブチョッキリ、
通称「バラゾウムシ」の登場です。

5ミリ弱の大きさなので、見つけるのが大変。
でも、毎年この季節に出てきて、同じような場所にいるので
慣れれば簡単に見つけることができます。
バラゾウムシは蕾や新芽に卵を産んだあと、そのすぐ下の茎を刺して、
蕾や芽を枯らせてしまいます。
枯れた部分は土に落ち、そこから幼虫が孵(かえ)る、という具合です。
よくできた仕組みですね。
ちなみに、茎のところにある黒い点が「ゾウムシが口を刺した跡」です。

茶色くなり首を傾げたようになっている蕾や芽は、
しばらくすると枯れてしまいます。
とても小さな虫なのですが、
かなりの数の蕾や芽が枯れてしまいますので、
バラの害虫として有名な存在のようです。
生き物の循環を大切にする中目黒公園ですが、
さすがに、バラの蕾が枯れてしまうのは困りもの。
手でつぶしてみたり、野生のバラへ引越してもらったり、
ささやかですが、対抗をしているところです。
小さいけれど大きな存在感の「バラゾウムシ」、
みなさんも探してみてくださいね。

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5 月 10, 2012 at 2:07 pm
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前々回のブログで、『ブログでお花見』ということで
園内のいろいろなお花を紹介しました。
今はとても良い季節でお花が次から次へと咲き、
ブログではすべてを紹介できません。
是非、公園にお散歩に来てくださいね!!
今回は、サクラソウの仲間について紹介します。
サクラソウもサクラと同じように日本人に昔から親しまれているお花です。
日本では江戸時代から育種が進み数百にも及ぶ品種があるそうです。
公園にも、何種類かのサクラソウがきれいに咲いています。

サクラソウの花をよく見てみると、とても面白い構造をしています。
花の外見はどれも同じような形ですが、実は2つのパターンに
分かれています。
1つは雌しべが短く、雄しべが上の方についています。
もう1つは雌しべが長く、雄しべが下の方についています。

サクラソウの仲間は虫媒花といって虫の助けをかりて花粉を運んでもらっています。
この写真のように花の構造を2パターン作ることで虫が出入りする時に、
自らの花粉によって受粉する確率を低くし、他の花の遺伝子を取り入れる
工夫をしているのです。
こんなに小さいお花もじっくり観察すると面白いですね。
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5 月 2, 2012 at 11:58 am
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初夏を思わせるほど気温が上がる日もあり、園内では生きものたちが活発です。
様々なハーブが育つ五感の庭にいると、「ブーン」「カサカサっ」と生きものたちの気配がしてきます。
「ブーン」とひと際大きな羽音を立てるのはクマバチ。
体が大きくて黒く怖い印象があるかもしれませんが、とてもおとなしい性格。
夢中でローズマリーの蜜を吸っている時は観察のチャンスです。
近づいてじっくり見ると胸が黄色いフサフサの毛で覆われているのがわかり、愛くるしく思えますよ。

地面の辺りで「カサカサ」っと音がしたので探してみると、ニホントカゲがいました。
すばしっこいので中々アップの写真が撮れないのですが、落ち葉の下にもぐった時にさっと近寄れました。
中目黒公園では本当にたくさんのニホントカゲに出会えます。
体全体に光沢があり、幼体では尻尾が青くとてもきれいですよ。
原っぱも隠れ場所もあって、すみやすい環境なのですね。
似ている種類でニホンカナヘビがいますが、体はカサカサした印象でウロコが目立ちます。
中目黒公園ではあまりお目にかかれません。

植物のお手入れをしていると、土にすむ生きものにも出会えます。
レモングラスの根元にダンゴムシやワラジムシ、マクラギヤスデなど、たくさんの土壌生物がいました。
写真をクリックすると、落ち葉の上にフンが見えますね。
土壌生物たちが刈った草などを食べてフンをして、土に栄養を還してくれているのです。
自然の循環を大切にする中目黒公園にとって土づくりの強い味方です。

温室では苗の管理をしていたボランティアさんがアズマヒキガエルを発見。
他の場所に放しても、また現れるそうです。
暖かい場所が好きなのですね。
この日はまだ眠そうな様子でした。

いつものお散歩で、生きものを感じながら園内を巡ってみてはいかがでしょうか。
毎日新しい発見がありますよ。
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4 月 19, 2012 at 4:51 pm
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4 月 11, 2012 at 4:03 pm
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昨年初冬に種まきをしたオオムギが、冬の寒さを乗り切って穂を伸ばし、
もうすぐ花が咲きそうです。
花が咲き終わるとすぐに、スズメの攻撃を受けるので、今日はボランティアさんと一緒に、
スズメ除けのネットをオオムギにかけました。

ネットの幅が思ったより狭く、どういうふうに掛けるのが一番よいのか、
「ああしよう。」「こうしよう。」と意見を出し合いながら、楽しく作業は進みました。
オオムギの実は煮たり蒸したりして食べたり、ビールや焼酎の材料になったりしますが、
中目黒公園では、毎年麦茶にして利用しています。
また、ムギワラはストローやマルチ(根覆い)に利用できます。

公園のオオムギはおよそあと2カ月で収穫の時期を迎えます。
ネット越しですが、オオムギの成長をもうしばらくお楽しみください。
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4 月 7, 2012 at 5:31 pm
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ようやく暖かくなってきました。
目黒川のサクラもちらほら咲き始めたところです。
中目黒公園にもサクラがありますがサクラの他に園内に春の訪れを伝えてくれるものがあります。

キタテハです。今年になって初めて見た蝶類です。
越冬した成虫でしょうか?羽がボロボロに傷ついています。
暖かくなってきたので園内を飛び始めたのでしょう。

こちらはタネツケバナです。
漢字で「種漬花」とも書きます。
ここで言う種は稲の種モミを指しています。
昔の農家の方はこの花の開花を種モミの浸種(水に種モミを浸けて土に植えられるように発芽させること)の目安にしていたらしく、この野草の名前の由来はそこから来ているそうです。


学習館では今年も稲作体験イベント「楽田クラブ」を行います。
原っぱにある小さな可愛らしい田んぼです。
スタッフは園内のタネツケバナの開花に合わせて3月の中旬から下旬に楽田クラブの種モミを浸種しました。
園内のタネツケバナを目安に浸種を行い育苗し、田植え、刈り取り、はざ掛けまで行います。
春は色々な場所に来ています。
皆さんも中目黒公園でいつもとは違った春の見つけ方を楽しんでみませんか?
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4 月 3, 2012 at 2:29 pm
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3月30日は公園作業日でした。
暑くも寒くもなくさわやかな天気です。
茶色っぽい公園も、少しずつ緑が生き生きしてきて、サクラももう少しといったところです。
野草たちもモリモリと生長してきました。
野草のなかには、あまりに生育が良すぎて、
植えてある植物の生長を阻害してしまうものが多いので、
春から秋まではそんな野草の草取りで大忙しです。
今回は、公園入口スロープを除草作業しました。
ここはみんなに名前を知られることもないイネ科の草がモリモリ生えてくるので
植えてあるモッコウバラやキイチゴが草に埋もれてしまいます。
もうすでに、しっかり生えていて抜くのがとても大変でした。
しかし、やり始めると皆さん夢中になって黙々と作業してくださり
とてもきれいになりました。
ありがとうございます!

抜いた草は、根を上側にしてマルチングしていきます。
マルチングとは根覆い(ねおおい)といい
土の浸食を防ぎ、土を暑さや寒さから守る役割があり、
雑草の生長も抑えます。
マルチを抜いた草で行うとその草はやがて土に戻ります。
抜いた草に種がついているとまた生えてきてしまうので
種をつける前に作業を行うと効果的です。
今日は作業中かわいい草をたくさん見つけました。
特に今はコゴメイヌノフグリが見ごろです。

一面に咲くコゴメイヌノフグリは、ため息が出るほど美しいです。
中目黒公園のスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)
といったところでしょうか?
スプリング・エフェメラルを直訳すると
「春の短い命」という意味ですが、
‘春の妖精’として春の花をそう呼ぶのだそうです。
草取りの手を休めて、ふと美しいコゴメイヌノフグリの
花畑を見る時は、まさに至福を感じます。
作業するには今が一番気持ちの良い季節です。
毎月10日、20日、30日とゼロがつく日が作業日です。
皆さんも一緒に汗を流しませんか?
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3 月 22, 2012 at 11:26 am
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ウメの花が満開を迎えています。
今年は全国的にウメの開花が遅れたようですが、
中目黒公園にあるブンゴウメは、もともと他種のウメよりも開花時期が遅いようで、
今年は昨年より1週間くらい遅れての開花となりました。
3月上旬の暖かい日につぼみが膨らみ始めると、
みなさんから楽しみにしているという声をたくさんいただくようになり、
私たちも毎日ようすを見て、開花を心待ちにしていました。

中目黒公園のブンゴウメは、一重咲きと八重咲きの2種類があります。
遠くから見ても、印象が違います。

ブンゴウメは実を収穫することができるので、
今の時期には花を、6月ごろになれば実を楽しむことができます。
そんな私たちの大好きなウメですが、
大好きなのはどうやら私たちだけではないようです。
スズメくらいの大きさで体が黄緑色のメジロは、
花の蜜が大好物で、ウメの木にもよくやって来ます。
蜜をなめやすいくちばしと舌をもっています。
ブログ記事に載せたいと思い、カメラを持って近くで待っていたのですが、
今日は見かけることができませんでした。
すぐそばにヒヨドリがいたので、近づけなかったのかもしれません。
ヒヨドリも花の蜜が大好きです。
ウメの木の根元を見てみると、花がボトッとそのままの形で落ちています。

スズメはメジロやヒヨドリのように上手になめることができないため、
花を切ってもとをなめてから、ボトッと落としてしまうそうなので、
これはもしかするとスズメの仕業かもしれません。
今日は鳥の姿を写真に収めることができなかったので、
ぜひ実際に足を運んで見に来ていただければと思います。
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3 月 15, 2012 at 3:25 pm
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学習館脇のジャカランダが葉を落とし始めました。

落葉するタイミングが園内の他の落葉樹に比べ随分遅いですね。
東京でこの木を見られる場所は少ないようで、花の咲く6月ころにはジャカランダを見るために来園される方もいるくらいです。
ジャカランダの下を歩くとバリバリと音がします。
足下には落葉したジャカランダの葉が敷き詰められています。

メダカが住んでいる水鉢にも落ちています。

そろそろ越冬していたメダカが水面に出てきてもいい頃なのですが確認しづらいです。
メダカにとっては天敵から隠れるのにちょうど良いのかもしれません。
周りはコンクリート。根を張るにも四方を囲まれて少し窮屈そうです。

原産地の南米大陸では30メートルも伸びる場合もあるそうですが、そんなに大きくなってしまうと花を見るのに双眼鏡が必要になってしまいます。
中目黒公園はスペースが限られているおかげで大きくなり過ぎず、皆さんの目の届く位置に花をつけてくれます。
あと3ヶ月ほどお待ちください。
ジャカランダは今年も薄紫色の花を咲かせてくれると思います。
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3 月 9, 2012 at 5:13 pm
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池にカエルの卵が観察されるようになって心もウキウキしてきます。
それと同時に、春になったら畑に何を育てよう?
花壇に何を植えよう?と考えたり、種をまかなくちゃと心が焦ります。
温室ですでに、出番を待っている苗たちは、昨年の秋に種をまいたものです。
これから、春まきの種をまくために、温室の整理をはじめました。
種をまいたけど、発芽しなかったポットなどを整理していると、
もやしよりも少し太いものが土の中から出てきました。
これはなんでしょう?
ゆっくりほじくってみると、なんと根っこ?

結構かたくてしっかりしています。
これは、オオキバナカタバミの赤ちゃん球根です。
そこから、もやしのようなものが出ています。
これはけん引根と呼ばれる根です。
(写真をクリックすると拡大できます。)

まだ根がしっかり張れていない子どもの球根は
生長にともない地上に浮き上がってきてしまいます。
地上に出たままだと乾燥して死んでしまうので、がんばって土の中に
潜るためにこの’けん引根’という太い根を出します。
そしてこのぷっくりとふくれたところに、水分や糖分を貯め込み寒い冬
を乗り切ろうとしています。すごい生命力ですね。
備えあれば憂いなしです。また植物に教えていただきました。
公園を黄色くにぎわせているオオキバナカタバミが沢山あります。
春先のまだ花が少ない時に公園を華やかにしてくれる可愛い花です。
オオキバナカタバミは別名セルヌア・ペスーカプラエと言われ
南アフリカのケープ地方原産で、日本には園芸植物として
江戸時代の末期に入ってきたと言われています。
とても強い繁殖力で、公園でもどんどんその勢力を伸ばしています。

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